2010年01月一覧

もみじ葉は時雨(しぐれ)にせかされ、枝を離れるという。 “時雨”は初冬。 晴れていたかと思うと、いきなりサアーッと通り過ぎて...

美的センス

かつて平安時代の代表文学『源氏物語』に流れる、しみじみと哀愁を湛えた情趣を、本居宣長は“もののあはれ”と呼んだ。 不幸な終局を迎え...

玉虫色

灯明に離れてすわる 朧かな俳人・斎藤梅子氏の名句だが、灯明から離れたところに漂うほのかな余情を朧と詠んだのである。 朧はぼんやりと...

妙法蓮華経

法華経が大乗仏教の代表的経典として、紀元2~3世紀に登場したことは先に触れた。 法華経は妙法蓮華経の略で、妙法は真実の法の意で...

利他行

人にしてもらいたことを人にする。 そして相手を満足させられなければ、自分もまた満足できない。 これが仏教でいう利他行である。...

絶対他力

我が国で浄土といえば、通常、阿弥陀仏の極楽浄土を意味している。 その極楽浄土に念仏を唱えることで往生できるという浄土信仰は、すでに...

華厳世界

たとえばバチカンでサンピエトロ大聖堂やシスティーナ礼拝堂を見上げた時に感じるカトリック世界への畏怖と、東大寺大仏を見上げたときの仏教世界...