
神をとるか仏をとるか
もともと我が国の神は自然崇拝から発したもので、八百万の神々が山川草木至る所、家のなかにもおられるという。 古代人は神のおはしま...
もともと我が国の神は自然崇拝から発したもので、八百万の神々が山川草木至る所、家のなかにもおられるという。 古代人は神のおはしま...
ある結果に至った経緯を探ると、直接の原因はひとつでも、それに関する様々の条件がそろって初めて結果が生まれるという事実に気付く。 直...
ある外国の中年男性が、「自分はよく娘と一緒に散歩をするのだが、日本人の父親と娘が一緒に散歩するのを見たことがない。日本人が家族を大事にす...
学生達をみると、昔も今も、ガリ勉してないふりをしながら、陰でこっそり勉強するのが常である。 できることなら、「努力しないのにできる...
突然、君は儒教の教えに従って生きているかと問われたら、とんでもないと答えるだろう。 そんなことは考えたこともないというだろうが、親...
現在のわれわれは生きている間、宗教と深く関わることはほとんどない。 自らの葬儀にあたり、戒名を得てはじめて仏門に入るという次第であ...
欧米に出かけた若者がもっともよくうける質問のひとつが、日本の「サムライ」についてだそうである。どうも「サムライ」や「武士道」は欧米人にと...
われわれは家に入ると靴を脱ぐ。居間では坐るのが当たり前である。 心乱れたときに自らを落ち着かせるため坐禅を組むのも、坐る文化の延長...
哀惜の念とは去りゆくものへの深い愛情から、別れを惜しみ、悲しみにくれるというものである。 「杓子定規」より義理人情の「浪花節」...
我が国が室町時代の後半にさしかかった頃、ヨーロッパではポルトガルとスペインが驚くべき相談をしていた。 自分たちが住むヨーロッパはさ...